新型コロナで大差の高校野球奈良大会決勝 再試合実現

産経ニュース
マウンドで歓喜の輪をつくる天理と生駒の選手たち=奈良県橿原市
マウンドで歓喜の輪をつくる天理と生駒の選手たち=奈良県橿原市

今夏の全国高校野球選手権大会出場を決める奈良大会決勝で対戦した天理と生駒が11日、奈良県橿原市の佐藤薬品スタジアムで7回制の練習試合を行い、天理が3―2で勝利した。奈良大会では、新型コロナウイルスの影響で大幅なメンバー入れ替えを余儀なくされた生駒が、天理に0―21で敗れた。不完全燃焼に終わった生駒の無念さを感じた天理の中村良二監督の呼びかけで「再試合」が実現した。

試合後、笑顔で記念撮影する天理と生駒の選手たち
試合後、笑顔で記念撮影する天理と生駒の選手たち

試合が終わった瞬間、マウンドには天理のナインが集まり喜びを爆発させた。 奈良大会で生駒は、強豪の智弁学園を破るなど快進撃を見せ、初の決勝へ。しかし、新型コロナの影響で体調不良を訴える選手が続出し、登録メンバー20人中12人を変更して決勝に臨んだ。

主力を欠いた生駒に大勝した天理は、決勝で勝利してもマウンドで喜びをあらわすことはなかった。しかし―。

「今回は全員で喜ぼう」

この日、最終回の7回2死。戸井零士主将がタイムをかけ、マウンドに集まったナインに声かけた。生駒の最後の打者が中飛に倒れると、天理ナインは人さし指を突き上げマウンドへ。 天理の内藤大翔(やまと)の呼びかけで、生駒ナインも三塁側から飛び出して、喜びの輪に加わった。

両校ナインは試合開始前に合同でシートノックを実施。互いに声を掛け合い笑顔もみられたが、試合が始まるとその表情は一変した。1点を追う生駒は六回、長打と内野安打で逆転。その裏、天理が本塁打などで2点を奪って勝ち越し、逃げ切った。

天理の中村監督は「心がひとつになるという野球の素晴らしさを選手たちに教わった」。天理の戸井主将は「最後に、生駒の選手もマウンドに集まって笑顔で終われてよかった。高校野球でしかできない経験で楽しかった」と話した。

一方、生駒の北野定雄監督は「感謝しかない。選手たちも持ち味を出してくれた」とたたえ、生駒の熊田颯馬主将は「最後の最後、『心ひとつ』という野球部のスローガンを全うできた。全員が笑顔で終われてよかった」と喜んだ。

試合後、生駒の保護者会が天理に贈り、甲子園のアルプスにも飾られた横断幕「つなぐ 心ひとつに」とともに、両校のナインが記念撮影。天理のウイニングボールは、生駒へ贈られた。

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