高校生の就活をフリーマガジンで支援 栃木県内企業情報の〝バイブル〟目指す

産経ニュース
フリーマガジン事業などについて打ち合わせをする阿部真也さん(右)=鹿沼市の晃南印刷(鈴木正行撮影)
フリーマガジン事業などについて打ち合わせをする阿部真也さん(右)=鹿沼市の晃南印刷(鈴木正行撮影)

高校生などの就職活動を支援しようと、栃木県鹿沼市緑町の晃南印刷は、同県内の新卒採用に力を入れていきたい企業を冊子とウェブサイトで紹介するフリーマガジン事業に参入する。掲載は「ニッチだけど将来有望」な企業のほか「これから若手育成に力を入れていきたい」企業などを中心とする方針で、県内企業の情報収集に悩む高校生や保護者らの〝バイブル〟的存在を目指す。

フリーマガジンの名称は「Start!(スタート)」。冊子版では職場の雰囲気や社長のインタビューなど企業の魅力を記事や写真などで紹介する。ウェブ版は、スマートフォン対応で使いやすくするほか、地域、業種を検索できる機能などを備える。

冊子はA4判で、製造業やサービス業、介護施設など約30社が掲載される予定。来年3月に1万部を発行し、高校の進路指導担当者を通じて生徒に無料配布する。今後は、高校に出向いて掲載企業の合同説明会を開催することも検討しているという。

高校生の就活をめぐっては、学校に届いた求人票から1社を選び、学校推薦で応募する「1人1社制」という独特の仕組みがある。毎年7月に求人情報が公開され、9月には応募・選考が行われる短期決戦で、生徒やその保護者が、お目当ての県内企業について、十分な情報を得るには期間が短い。

加えて、新型コロナウイルス禍では、景気の先行きが見えない不安感から、就職を選択する高校生が減少傾向にある。

栃木労働局によると、今春卒業の県内高校生の求人倍率(3月末時点)は2・24倍。統計を比較できる平成10年以降で2番目に高い水準となった。要因の一つは求職者数(3月時点)の減少で、前年同期比5・0%減の3087人と12年ぶりの低水準。若手を採用したい企業側とのミスマッチが顕著になっている。

そこで同社は、売り手市場で採用難の続く中堅・中小企業と高校生をマッチングすることにした。冊子版で一覧性もあるため、生徒が家族と一緒に企業について考える機会を提供でき、企業側にも採用のミスマッチを防ぎ、人材の定着につながるメリットがある。

同社経営管理室の阿部真也(まさや)室長(33)は「文字だけのハローワークの求人票では、企業の魅力を伝えられない。高校生に企業の生の声を伝えることができれば」と話している。(鈴木正行)

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