歌舞伎俳優の市川染五郎(17)と九代目市川中車こと俳優、香川照之の長男で歌舞伎俳優の市川團子(18)が8日、オンラインで行われたトークショー「歌舞伎家話 第17回」の生配信に出席した。
大人気「弥次喜多(やじきた)」シリーズの最新作として、歌舞伎座で上演された「東海道中膝栗毛 弥次喜多流離譚(やじきたりたーんず)」が歌舞伎オンデマンドで配信されることを記念し、2人のトークショーが開催された。
父はこの日、TBS系ドラマの降板が発表されていたが、團子は終始気丈に対応。コロナ禍の中で、久々の満員の客席を振り返り「どれだけお客さまに助けていただいていたのかを実感しました。特に最後のカーテンコールでは2、3年ぶりの光景で本当に頑張ろうと思わせていただきました」と、しっかり前を向いた。
一方、染五郎は「この光景を当たり前にしないといけない。当たり前の光景として戻ってきてほしい。泣いてはいけないと思いましたけど涙が出てきました。舞台に立っていて、お客さまの拍手からエネルギーをいただいた」と決意を新たにした。同トークショーはアーカイブで9月14日まで視聴可能。