減塩食の塩味の感じ方高めるスプーンとお椀が誕生 SNSで驚愕の声「科学の力やべーな」

産経ニュース
「エレキソルト -スプーン-」(左)と「エレキソルト -椀-」(キリンホールディングス提供)
「エレキソルト -スプーン-」(左)と「エレキソルト -椀-」(キリンホールディングス提供)

減塩食を食べたときの塩味の感じ方を電気の力で高める技術を用いたスプーンとお椀が誕生した。キリンホールディングスと明治大学の宮下芳明専任教授の研究室が共同開発し、「エレキソルト」と命名した。今月に実証実験を行い、2023年の発売を目指す。SNSでは多数が反応しており、「科学の力やべーな」などと驚きの声が挙がっている。

キリンと明治大は人体に影響しない微弱な電気を活用して、味の感じ方を変化させる「電気味覚」の技術活用について共同研究をスタート。減塩食の塩味を増強する独自の電流波形を開発し、今年2月に論文を公表していた。電気を流すことで、分散していたナトリウムイオンが集まり、塩味を強く感じられるという。

独自の電流波形を利用した臨床試験では、減塩食を模したサンプル(一般食品を模したサンプルの食塩を30%減らした食塩含有量0・56%のゲル)に電気刺激を与えたところ、与えない場合に比べて、被験者が感じた塩味は約1・5倍増強されたという。また、減塩食を模したサンプルに電気刺激を与えた場合の塩味の感じ方は、一般食品を模したサンプル(食塩を0・80%含有するゲル)と同等だったという。

「エレキソルト」使用時の電流の流れ方(キリンホールディングス提供)
「エレキソルト」使用時の電流の流れ方(キリンホールディングス提供)

この結果を踏まえて実用的なデバイスの開発に着手し、「エレキソルト -スプーン-」「エレキソルト –椀-」を作り上げた。

「エレキソルト -スプーン-」は、スプーン先端から微弱な電流を食品に流す。「エレキソルト -椀-」は、お椀の底部を手で持つことで、お椀内部に微弱な電流が流れる仕組み。エレキソルト、食品、口が線状につながり、電流が流れる状態で効果を発揮する。このため、椀の場合、食品が椀から離れた状態で口に含んでも効果はないという。

いずれも、電源をオン・オフするスイッチがあり、電気量を調節して塩味の感覚を調節する4段階の強度設定が行える。現時点では、乾電池で電流を発生させるが、商品化に向けて二次電池への切り替えも図るという。

エレキソルトはツイッターで話題となっており、驚嘆の声のほか、「欲と健康の両立なんて最高」「実際どんなかんじなのかとても気になる」と多くの人の関心を引いている。(大澤昌弘)


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