「絶対的な怪物」 三冠王目前のヤクルト村上に米国メディアが熱視線

産経ニュース
9月2日の中日戦で右越え3ラン本塁打を放ち、シーズン50号本塁打を達成したヤクルトの村上=神宮球場(撮影・今野顕)
9月2日の中日戦で右越え3ラン本塁打を放ち、シーズン50号本塁打を達成したヤクルトの村上=神宮球場(撮影・今野顕)

日本人選手として松井秀喜(巨人)以来20年ぶりの50本塁打を達成するなど、プロ野球セ・リーグの個人打撃成績で三冠王が視界に入るヤクルトの村上宗隆内野手(22)に対し、米国メディアから熱い視線が注がれている。米大リーグ(MLB)ではエンゼルスの大谷翔平選手(28)が投打の二刀流で活躍する中、日本の若きスラッガーの動向に米国内でも関心が寄せられている。

史上最年少で50本塁打達成

村上は九州学院高(熊本)から2018年にドラフト1位でヤクルトに入団。昨年は39本塁打で本塁打王のタイトルを獲得するなど、球界を代表する主砲に成長した。プロ5年目の今季は、9月2日の中日戦(神宮)で史上最年少となるシーズン50本塁打に到達。打率・341、51本塁打、125打点(5日現在)でいずれも各部門でトップに立っており、2004年の松中信彦(ダイエー)以来の三冠王を狙える位置につけている。

今季も好成績を収める村上に対し、米国メディアも関心を持ち始めている。CBSスポーツ(電子版)では「シーズンで60本塁打を追いかけているのは、アーロン・ジャッジ(ヤンキース)だけではない」という見出しで村上を特集。村上がシーズンの本塁打記録と三冠王に挑戦していることを報道した上で、「(村上が)いつかアメリカでプレーしたいという願望を抱いているかどうかは不明だ」と将来の大リーグ挑戦については言及を避けた。

ヒーローインタビューで、つば九郎にシーズン50号本塁打達成を祝われるヤクルトの村上宗隆(中)。右はサイスニード=神宮球場(撮影・今野顕)
ヒーローインタビューで、つば九郎にシーズン50号本塁打達成を祝われるヤクルトの村上宗隆(中)。右はサイスニード=神宮球場(撮影・今野顕)

大リーグ挑戦は「数年待つ必要」

米国のスポーツ専門サイト「スポーティングニュース」(電子版)は「22歳の日本の天才に、MLBが視線を送る」という見出しで村上を特集した。「最近の日本球界では最高のヒッターの一人」と紹介した上で、25歳未満の海外選手と契約する際に年俸などを制限するMLBの独自ルールがある点を指摘。「村上は少なくとも数年はメジャーでプレーしない可能性が高い」と分析した。

また、米国のスポーツ専門サイト「Sports keeda」では、村上を「絶対的な怪物」と表現。MLBへの挑戦についてはスポーティングニュースと同様に「25歳ルール」の存在を挙げた上で「強打者がアメリカに挑戦するかどうかは、あと数シーズン待つ必要がある」と指摘した。

村上は来年3月に行われる野球の国・地域別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)で、中心選手として日本代表入りが期待されている。村上が将来、大リーグ挑戦を視野に入れている場合、WBCは絶好のアピールの機会となりそうだ。(浅野英介)


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