スマホ治療アプリ、第2弾は高血圧に処方 日々の計測でモチベーション維持 キュア・アップが開発

産経ニュース
キュア・アップが自治医科大学と共同で開発した高血圧症向けオンライン治療アプリ(同社提供)
キュア・アップが自治医科大学と共同で開発した高血圧症向けオンライン治療アプリ(同社提供)

医療ITベンチャーのキュア・アップ(東京都中央区)は1日、高血圧治療用スマートフォン向けアプリが同日付で健康保険に適用されたと発表した。提携する医療機関で同日から処方が受けられる。スマホ向け治療アプリの保険適用は、同社が令和元年に処方を始めたニコチン依存症用のものに続き、国内2例目になる。日常生活に欠かせなくなりつつあるスマホを医療で活用する動きが広がるか注目される。

高血圧は脳卒中や心筋梗塞の原因となる。塩分の取りすぎなどの食生活の見直しも必要となるが、医師の診察だけで生活習慣の改善を図るのは難しいといった課題が指摘されている。高血圧治療用アプリは、患者自身が日々の血圧の記録を取ることで、そうした課題の解決が図れそうだ。

このアプリは、同社と自治医科大学が共同で開発。高血圧症の成人患者に対し、個別に生活習慣の修正を促すことで、降圧効果を得ることを目指した。患者はアプリをスマホにダウンロードしたあと、血圧計で毎日2回血圧を計測してアプリに記録する。日々の血圧の計測を通じ、治療へのモチベーション(動機付け)の維持を図る。医師はその記録をもとに服薬、食事の内容などといった生活習慣の修正を指導する。治療期間は1回あたり半年間。

キュア・アップが自治医科大学と共同で開発した高血圧症向けオンライン治療アプリの画面イメージ(同社提供)
キュア・アップが自治医科大学と共同で開発した高血圧症向けオンライン治療アプリの画面イメージ(同社提供)

保険点数は1カ月目が970点、2~6カ月目が各830点。1点につき10円換算のため、治療費は1カ月目が9700円、2~6カ月目8300円。これが保険適用により、患者が3割自己負担する場合、それぞれ2910円、2490円となる。

令和2年にキュア・アップと自治医科大学が、20~64歳の高血圧患者390人を対象に実施した治験(臨床試験)では、アプリを治療に使った患者の方が、それ以外の患者よりも、治療開始12週間後には平均で2.4水銀柱ミリメートル(mmHg)の血圧の低下が確認されている。

今回の高血圧治療アプリを使いながら、降圧薬の服用量を適正なものにすることで、全体の使用量を減らすことにもつながり、ひいては医療費の削減などにも期待できそうだ。


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