首相会見詳報

(4)原発新増設「安全性の確保大前提」

産経ニュース
政治 会見する岸田文雄首相=31日午前、首相官邸(矢島康弘撮影)
政治 会見する岸田文雄首相=31日午前、首相官邸(矢島康弘撮影)

(3)に戻る

--宗教団体の活動をきちんと監視すべきではないか。信仰を持つ親の下で生まれ育った「宗教2世、3世」の問題は

「政治家がそうした社会的に問題を指摘されている団体と、どのように付き合っていくのか、社会的な問題を指摘される団体との関係を断つということ、このことについてもしっかりと対応していかなければいけませんが、まさにもう1点の重要なポイントが、こうした団体によって被害を受けておられる方々に対して、政治、あるいは政府がどのように対応していくのか。これをしっかりと政府として、大きな問題を意識を持って対応していくということ、これがもう1つ、大変重要なポイントになるんだと思います。その後者の部分について、しっかり対応しなければならないという問題の指摘、これは全くその通りだと思います」

「だからこそ政府としましても、法相を議長とする関係省庁会議を立ち上げる。また、消費者庁において、この悪質商法をはじめとする問題についてしっかり対応するということを通じて、被害に遭われている方々に対する相談体制や、救済のあり様について、しっかり対応していかなければならないと思います。政府として、ご指摘の後者の部分についてはしっかり対応していくような努力をしていきたい」

--新型コロナウイルスの対策緩和を判断できる科学的な根拠を公表する考えはあるか。また、緩和後に感染が拡大した場合は再び対策を強化する考えはあるか。

「新たな段階への移行、全体像を示すということで、全国ベースでの全数届け出の見直しですとか、陽性者の自宅療養期間の短縮ですとか、こうした議論を行っているわけですが、あくまでも専門家の皆さんの提言、これを踏まえて検討しているということであります。そうした専門家の意見を無視して進めているというようなことは全くないということ、専門家の皆さんとも意思疎通を図りながら、こうした議論を行っているということ、これはしっかり強調をしておきたいと思います。これまでわが国において6回の感染の波を乗り越えてきました。さまざまな科学的知見、エビデンスが積み重ねられてきました。わが国全体として対応力は強化されていると思っています。併せて、諸外国においてもさまざまな知見が集積されている、こうした国内外において、蓄積された知見を踏まえて、感染防止と社会経済活動の両立、これを強化するべく取り組みを進めていきたいと思っています」

「専門家などによる提言についてもこの観点から行われているものだと認識をしています。もちろん、これは生命を守ることが最優先であり、仮に今後、新たな変異が生じ、新たな大きな変異が生じるとか、結果として、医療体制が逼迫するとか、そういった事態になる場合には、柔軟に対応していかなければならないと認識をしています。ご指摘のように専門家の意見、これもしっかりと取り入れた上で、政府としては、この感染防止と社会経済活動の両立に向けてしっかりと判断を行っていきたいと考えています」

--原発の新増設について。可能な限り原発依存度を低減していくとしていた従来の政府方針を撤回するのか。

「まず2番目の方からお答えすると、可能な限り原発依存度を低減するという方針、これは変わりません。この方針は徹底した省エネや再エネの最大限導入を進め、進めていく中で、震災前の原子力比率が約3割であった状況から可能な限り原発依存度を低減させ、2030年には原子力比率20から22%を目指し、さらには2050年にカーボンニュートラルを達成する、こういった趣旨で、可能な限り原発依存度を低減するというこの方針を打ち出していました。こうした方針は全く変わらないということであります。2030年、あるいは2050年、の目標を達成するために、今回原子力について、次世代革新炉の検討も含め、あらゆる選択肢を排除せず、有識者の皆さま方に検討してもらいたいということをお願いした次第であります。そして、一つ目の安全性の方の話ですが、そうした取り組みを進める際に、これまでと同様に安全性の確保を大前提とするということ、これは当然のことであり、これも変わらないと思っています。科学的な見知から、原子力の安全を確保していく上では、今後とも、独立性の高い原子力規制委員会が厳密に、厳格に規制を行っていくという方針、これは変わらないと思っております。ぜひこうした基本的な部分は維持しながら、エネルギーを安定的に供給する体制を万全なものとするために、あらゆる選択肢を排除せずに議論を行っていきたい、このように思っております」

(5)へ進む


  1. 名脇役の斎藤洋介さんが死去 69歳、人知れずがんで闘病

  2. 中露〝蜜月崩壊〟習主席がプーチン氏見捨てた!? 「ロシアの敗北は時間の問題」中国元大使が発言 インドの浮上で変わる世界の勢力図

  3. 立民・辻元氏は「ブーメランのプロ」 旧統一教会関連団体の勉強会参加、維新・馬場氏が苦言 国葬当日、党の公表に「卑劣なやり方」政治学者

  4. 中村玉緒の息子・鴈龍さん、孤独死していた…55歳

  5. 立川志らく「洒落がキツすぎます。あんパンの恩返しもまだしていない」 三遊亭円楽さん死去に悲痛