赤ひげ大賞の医師、高齢者に応援歌 ユーチューブでも配信

産経ニュース
自身が作詞作曲した「感謝とねぎらいの歌」のCDを手にするシャローム病院院長の鋤柄稔さん=埼玉県東松山市(兼松康撮影)
自身が作詞作曲した「感謝とねぎらいの歌」のCDを手にするシャローム病院院長の鋤柄稔さん=埼玉県東松山市(兼松康撮影)

地域で献身的な医療を行う医師を顕彰する「日本医師会 赤ひげ大賞」(主催・日本医師会、産経新聞社)を受賞した埼玉県東松山市の医師が作詞作曲した高齢者への応援歌がアレンジされ、新たにCD化された。大賞受賞を機にアップテンポの男女デュエット曲に編曲し、動画サイト「ユーチューブ」でも配信。往診の際には、高齢者への感謝と応援の気持ちを込めて患者らにも聞かせている。

新たにCD化されたのは、「感謝とねぎらいの歌~あなたの価値は変わらない~」。今年、第10回赤ひげ大賞を受賞した東松山市のシャローム病院院長、鋤柄(すきがら)稔さん(75)が作詞作曲した。

曲が最初に披露されたのは、平成28年に東松山市社会福祉協議会の依頼で高齢者ら向けに行われた地域包括ケアシステムに関する講演会だった。講演会の整理券の配布がわずか10分程度で終了したことを聞いた鋤柄さんが、「そんなに私の話を聞いてもらえるのかと感動し、日本の戦後を支え、再建に力を尽くしてくれた人に対する感謝を歌う曲を作った」という。

鋤柄さんに作曲などの素養があったわけではなかったが、「単なる詞よりもメロディーがついたほうが、聞いてくれる人に訴えるものがある」と考え、五線紙と卓上ピアノを買い求めた。先に詞を書き、そこに一つ一つの音を当てはめて曲を作っていったという。

28年秋に曲はCD化される。新潟市の市立小学校で「民間人校長」を務めた経験を持つ大内一郎さん(63)が、講演会で聞き感動。面識のなかった鋤柄さんにCD化を持ちかけ、大内さんの知人の女性声楽家が歌った。

鋤柄さんの赤ひげ大賞受賞を機に、大内さんは「より多くの人に鋤柄先生の曲を知ってもらえたら」と、アップテンポのデュエット曲にすることを提案した。歌詞には、鋤柄さん自身が母親の面倒を見ていたことを思い出して書いた部分があり、男女デュエット曲になったことで「自分の気持ちが、さらに入っていけるような曲になった」と喜ぶ。新たなCDは、シャローム病院などで1枚500円で販売されている。

シャローム病院は6年の開院後、在宅医療、緩和医療、救急医療を行っており、鋤柄さんは日々、往診も続けている。その際、患者や家族にも見てほしいとユーチューブで曲を再生するという。「医療は治療して励ますこと。いろんな励ましがある中で、歌を聞いて励まされる人がいるならばうれしい」と話し、今後も曲を携えて地域医療に力を尽くす考えだ。(兼松康)

ユーチューブ動画のアドレスは https://www.youtube.com/watch?v=RCBdtIcMu9E

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