北方領土の元島民の子孫「今こそ返還運動盛り上げて」と訴え 滋賀

産経ニュース
岩佐弘明県議会議長(右手前)に解決への思いを伝える北方領土返還要求後継者キャラバン隊=29日、滋賀県庁
岩佐弘明県議会議長(右手前)に解決への思いを伝える北方領土返還要求後継者キャラバン隊=29日、滋賀県庁

ロシアが不法占拠している北方四島(国後、択捉、歯舞、色丹)の早期返還に向け、元島民の2世、3世で編成する「北方領土返還要求後継者キャラバン隊」が29日、滋賀県庁を表敬訪問し、北方領土返還要求運動滋賀県民会議の会長を務める岩佐弘明県議会議長らと面談。「存命の元島民の平均年齢も87歳に達し、残された時間は少ない。国民運動を今こそ盛り上げていく必要がある」と訴えた。

先の大戦直後に旧ソ連が北方四島を不法占拠し、元島民は生まれ育った島々を強制的に追われたままになっている。故郷の島に帰りたいという思いを抱いたまま他界した元島民も多い。

元島民によるビザなし渡航や墓参りが特例的に認められていたが、新型コロナウイルスに加え、ロシアによるウクライナ侵攻で現在は中断している。こうした状況を放置しているわけにはいかないと、公益社団法人「千島歯舞諸島居住者連盟」がアピール活動を行うキャラバン隊を結成した。

滋賀県庁を訪れたキャラバン隊は岩佐議長や江島宏治副知事と面談。「領土問題の解決に残された時間がない中、ロシアは平和条約交渉の継続はしないと一方的に表明した。到底受け入れられるものではない。これまで以上に運動を盛り上げていく必要がある」とする同連盟の脇紀美夫理事長のメッセージを読み上げた。

キャラバン隊の一人で父が国後島の元住民という絹張洋史さん(63)は「手をこまねいて足を止めるわけにいかない。多くの国民に問題を知ってもらえるように努力したい」、母が色丹島出身の荒井秀子さん(54)は「故郷の土を踏むことがどんなに大事かは、墓参する元島民のキラキラした目を見るとよくわかる。元島民の願いを知ってほしい」と話した。

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