政界マル秘紳士録

西村康稔経産相 萩生田氏と安倍派後継者レース、得意の経済政策で「総理の器」目指す

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西村氏はすでに自民党総裁選に立候補した経験を持つ。

自民党が野党になった09年、谷垣禎一、河野太郎両氏の一騎打ちに割って入るように出馬し、日本経済再生について論陣を展開した。最下位に甘んじたが、「全国区」的な知名度を得て、自民党のニューリーダー的存在となった。

第2次安倍政権が14年に発足すると、萩生田氏と同様、安倍氏側近の道を歩み、総裁特別補佐、官房副長官などを歴任する。そして、安倍内閣として最後の改造となった19年、経済再生担当相、内閣府特命担当相(経済財政政策)として初入閣を果たす。

得意とする経済政策で手腕を発揮しようとした矢先、新型コロナウイルスの急拡大に伴って新設されたコロナ対策担当相を兼務。以来、菅義偉内閣が総辞職する21年10月まで『コロナとの死闘』(西村氏の著書、幻冬舎)を繰り広げることとなる。

この間、未知のウイルスに対する試行錯誤のなか、さまざまな批判にもさらされたが、西村氏にとっては得難い経験となったのではないか。

安倍派の後継者とは、すなわち「総理・総裁候補」であるということだ。要するに、西村氏と萩生田氏は「総理の器」かどうかということが問われているのである。単なる権力争いではない。

果たして、どちらが安倍派後継者レースに勝ち残るのか。互いに持ち味を生かして、切磋琢磨(せっさたくま)していくことを期待したい。 (政治評論家・伊藤達美)

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