新型コロナワクチンと月経異常の関係は? 国立医療機関と「ルナルナ」が共同研究開始

新型コロナウイルスのワクチン接種と月経異常の関連性について、国立成育医療研究センターと女性の健康管理アプリ「ルナルナ」を運営するエムティーアイ(東京都新宿区)が、実態解明に向けた共同研究に乗り出す。ワクチン接種と月経異常との関連性について正しい疫学的情報を得ることで、不安の解消と接種行動に対する判断材料を提供したいとしている。

新型コロナワクチンと月経異常の関係は?(Getty Images)※画像はイメージです
新型コロナワクチンと月経異常の関係は?(Getty Images)※画像はイメージです

「正しい判断材料を」

一般的に25~38日が正常範囲とされる月経周期。過度なダイエットや心理的ストレスといった様々な要因で乱れるほか、ウイルス感染やコロナ禍の行動制限、就業状態の変化、気分転換の機会の減少といった環境の変化がストレスとなって月経周期に影響を及ぼしている可能性が指摘されている。さらに最近は新たな要因としてワクチン接種の影響も取り沙汰されているという。

同センターによると、海外ではワクチン接種の副反応の1つとして月経不順や不正出血などといった例が報告されている。しかしワクチン接種と月経異常の相関関係について詳しく調査した研究は少なく、発生頻度や症状、発生しやすい状況などについては解明されていないという。

こうした事態を踏まえ、同センターで女性ヘルスケアに関する疫学研究を手掛ける森崎菜穂・社会医学研究部長らのグループと、ルナルナを運営するエムティーアイは共同研究チームを結成した。ルナルナは蓄積されたビッグデータをもとに独自のアルゴリズムで、精度の高い排卵日予測を行う健康情報アプリ。ダウンロード数は1800万以上(2022年2月時点)で、年間約28万人の妊娠報告があるなど、多くの女性の妊娠をサポートしている。

研究では、ルナルナに登録しているユーザーを対象に、新型コロナウイルスへの罹患やワクチン接種に関する大規模なアンケートを行い、回答者と月経に関するデータを紐づけしてワクチン接種と月経異常との関連性の有無を解明する。ルナルナに登録しているユーザーのワクチン接種後の副反応の程度や過去の病歴などのデータも集積し、どのような人にワクチン接種後の月経異常が起こりやすいのかなどについても調べる。個人情報保護の観点から、一定基準に基づいた匿名化処理を行ったデータだけを解析の対象にするという。

研究スタッフの一人である国立成育医療研究センターの細谷聡史氏は、「正しい疫学的情報を社会へ提供するとともに、社会的不安を解消し、新型コロナワクチン接種に伴う副反応の正確な理解と、正しい接種行動の判断材料となることを目的としている」としている。2023年度中を目途に一定の研究成果を得たい考えだ。

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