建設アスベスト訴訟、メーカー側と初の和解 大阪地裁

産経ニュース
建材メーカー側との初めての和解成立について説明する原告弁護団=23日、大阪市
建材メーカー側との初めての和解成立について説明する原告弁護団=23日、大阪市

建設現場で適切なアスベスト(石綿)対策が取られないまま作業に従事し石綿を吸い込み肺がんで死亡したとして、元作業員の男性=当時(74)=の遺族が建材メーカー「日本インシュレーション」に損害賠償を求めた訴訟は23日、大阪地裁で和解が成立した。和解条項によると、同社が責任を認めて謝罪し、1287万円を支払う。弁護団によると、全国の元労働者と遺族約1300人が国と建材メーカーに損害賠償を求めた「建設アスベスト訴訟」で、メーカー側が和解に応じるのは全国初という。

建設アスベストをめぐっては、昨年5月の最高裁判決が国と一部メーカーの賠償責任を認定。これを受けて国は正式に謝罪し、最大1300万円を給付する救済制度を創設。国とは訴訟上の和解も進んでいる。

ただ多くの場合、労働者は現場で複数社の建材に囲まれており、発症原因となった建材を特定するのは難しいという事情があった。このためメーカー側は、個別の訴訟で責任の範囲を争い、解決に長い年月を要している。

大阪アスベスト弁護団によると、男性は昭和56~平成9年、日本インシュレーションの専属下請けとして、石綿を含む同社製建材の加工取り付け作業に従事。11年に肺がんで死亡した。令和元年5月に妻が国と同社を相手取って大阪地裁に提訴。昨年の最高裁判決後、国とは和解が成立している。今回、同社側が和解協議を提案。弁護団は「会社側から申し出た意義は大きい」と評価している。

全国の元労働者らは今年6月、メーカー20社超を相手取った損害賠償請求訴訟を全国10地裁に起こした。弁護団は「全国の原告が高齢化する中、解決の先延ばしは許されない。今回の和解をメーカー側への責任追及の追い風にしたい」としている。

  1. NHK鈴木奈穂子アナ「あさイチ」ドタバタハプニングを視聴者フォロー「これぞ神回」

  2. NHK朝ドラあすの「舞いあがれ!」10月7日OA第5話あらすじ 参加した校外学習で舞(浅田芭路)がケガ、めぐみ(永作博美)は…

  3. 「もううんざり」国連勤務の露外交官、侵攻批判し辞職

  4. 川口春奈主演「silent」Snow Man目黒蓮の迫真の演技に視聴者号泣「すごいドラマ」「毎週泣く自信ある」

  5. 〝プーチン暗殺〟米上院議員が呼びかけ 「あの男を殺すしかない」ニュースのインタビューで発言 露出身の実業家は懸賞金も