米韓、合同演習開始 4年ぶりに野外機動訓練 北朝鮮反発も

産経ニュース
米韓両軍の「乙支フリーダムシールド」の事前演習が行われた18日、韓国北部・坡州市で待機するK9自走砲(聯合=共同)
米韓両軍の「乙支フリーダムシールド」の事前演習が行われた18日、韓国北部・坡州市で待機するK9自走砲(聯合=共同)

【ソウル=時吉達也】米韓両軍は22日、朝鮮半島有事を想定した夏季定例の合同軍事演習を開始した。本格的な野外機動訓練が約4年ぶりに再開される予定で、北朝鮮が強く反発し、ミサイル発射などで対抗する可能性がある。9月1日まで。

演習は2部構成で、前半は北朝鮮による攻撃を想定した首都圏防衛を、後半は反撃作戦を中心に実施する。期間中、2018年4月以来となる野外訓練も10種類以上行う方針。韓国軍合同参謀本部は「国家総力戦遂行能力を向上させる契機になる」としている。

夏季定例演習「乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン」は、史上初の米朝首脳会談が行われ、非核化交渉の機運が高まった2018年以降中止されていた。交渉決裂後も、革新系の文在寅(ムン・ジェイン)前政権は新型コロナの影響などを理由に挙げ、演習の規模を縮小していた。

これに対し、保守系の尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権発足後初めてとなる今回の定例演習は、「乙支フリーダムシールド(自由の盾)」に名称を変更。演習規模を拡大し、米韓同盟強化をを誇示する構えだ。来年以降はさらに、野外訓練の規模などを拡大させる方針を示している。

北朝鮮は今月17日、巡航ミサイルを発射。6月以来約2カ月ぶりのミサイル挑発で、米韓を牽制(けんせい)した。18日には金正恩(キム・ジョンウン)総書記の妹、与正(ヨジョン)鮮労働党副部長が、尹大統領を「侵略戦争演習を強行する恥知らず」と非難する談話を発表するなど、反発を強めている。

米韓両軍の「乙支フリーダムシールド」の事前演習が始まった16日、多くのヘリコプターが駐機する韓国・平沢市の米軍基地キャンプ・ハンフリー(聯合=共同)

北朝鮮「必ず相応の軍事対応」 米韓演習に警告、2日連続

松野官房長官「情報収集と警戒監視に全力」 米韓合同軍事演習


  1. 名脇役の斎藤洋介さんが死去 69歳、人知れずがんで闘病

  2. 中露〝蜜月崩壊〟習主席がプーチン氏見捨てた!? 「ロシアの敗北は時間の問題」中国元大使が発言 インドの浮上で変わる世界の勢力図

  3. 立民・辻元氏は「ブーメランのプロ」 旧統一教会関連団体の勉強会参加、維新・馬場氏が苦言 国葬当日、党の公表に「卑劣なやり方」政治学者

  4. 中村玉緒の息子・鴈龍さん、孤独死していた…55歳

  5. 立川志らく「洒落がキツすぎます。あんパンの恩返しもまだしていない」 三遊亭円楽さん死去に悲痛