任期満了に伴う和歌山市長選は21日投開票され、無所属現職の尾花正啓氏(69)=自民、立民、公明、国民推薦=が無所属新人で元市議の吉本昌純氏(65)を破り、3選を確実にした。尾花氏は推薦を受けた4党などの支持層を手堅くまとめ、共産党が自主的に支援した吉本氏を退けた。
昨年10月に市内の紀の川に架かる「六十谷(むそた)水管橋」が崩落し、市全体の約4割にあたる約6万世帯約13万8千人が大規模断水に見舞われた問題をめぐり、送水ルート確保を含む水道基盤整備や地域活性化などが争点となった。