のれんを守る

関宿屋(千葉県松戸市)秘伝のタレ香る「あなごめし」

産経ニュース
秘伝のタレが自慢のあなごめし(久原昂也撮影)
秘伝のタレが自慢のあなごめし(久原昂也撮影)

創業150年以上になる「関宿屋」。名物は「あなごめし」だ。口に入れた瞬間、タレの香りが広がり、アナゴのふわふわとした食感とともにうまみが押し寄せてくる。タレは店が継ぎ足し続けている「秘伝」のものという。

明治元年ごろ、松戸神社の近くで創業したのが始まり。当時はそば屋だった。その後、水戸街道の宿場町として栄えた現住所に店を構え、天丼、すしなど和食メニューを広げた。昭和41年にそば店とすし店が系列店に分かれて現在に至る。

関宿屋は明治元年ごろ、そば屋として創業した(久原昂也撮影)
関宿屋は明治元年ごろ、そば屋として創業した(久原昂也撮影)

「家族旅行先の宮島(広島)で食べたアナゴに父が感銘を受けたのがきっかけ」。4代目の稲葉八朗さん(故人)の娘で、関宿屋を切り盛りしている山本陽子さん(49)は、店がアナゴを扱ったきっかけをそう教えてくれた。

15歳から4代目の背中を見て料理人のイロハを学び、現在は店長を任されている遠藤俊行さん(61)は、「アナゴは焦げすぎても焦げがなくてもダメだ」との4代目の教えを受け継ぐ。「ずっと変わらない味で作ること」が料理人としての信条だ。「でも、これが一番難しいんじゃないかな」

たしかに味と店を守り続けるのは容易なことではない。「座敷をテーブル席にしたり、コロナ禍で(料理宅配サービスの)ウーバーイーツや出前館を活用したり、時代に適応することも必要」と山本さん。最近は若い客も増えているといい、手応えを感じている。

そば店とすし店を分離したのは4代目だった。「客が何を食べに来たかわかるお店でないと今後やっていけない」と〝専門店化〟し、その後、「あなごめし」が誕生した。「思い立ったらやってみる改革派」だったという4代目。その娘とまな弟子がDNAを引き継ぎ、老舗の暖簾(のれん)を守っている。(久原昂也)

関宿屋へのアクセス

関宿屋】 明治元年ごろ創業。千葉県松戸市本町7の2。松戸駅西口徒歩5分。営業時間は平日・土日祝午前11時~午後2時、午後5~8時。火曜休業。「あなごめし」「天丼」が人気。ランチメニュー・穴子めしセット1400円、穴子めし1700円。上天丼1400円(いずれも税別)。【問】047・361・0234。

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