埼玉県熊谷市と同県川口市は、自宅から水筒を持参する「マイボトル」を推奨してプラスチックごみの削減につなげることを目指し、マイボトルを持っていれば無料で利用できるウオーターサーバーを公共施設に計12台配備した。いずれの市も設置場所の拡充を視野に入れている。
両市は、ウオーターサーバーのレンタル事業を展開する「ウォータースタンド」(さいたま市大宮区)と、プラスチックごみ削減を目的とする連携協定をそれぞれ締結した。協定に基づき市側にサーバーが貸し出される。熊谷市は市役所など3施設に計3台、川口市は市役所や図書館など7施設に計9台を設置した。サーバーの設置場所に紙コップなどは置いていない。
熊谷市の担当者は「マイボトルを持ち歩き、ペットボトルは控えてほしい」、川口市の担当者は「マイボトルを持つライフスタイルへの転換を目指す。今の時期は熱中症対策にもなる」と呼び掛けている。