中国外交担当トップの楊潔篪(ようけつち)共産党政治局員は秋葉剛男国家安全保障局長との17日の会談で、両国関係について「内外の妨害を排除し、新時代の要求に合った中日関係を構築すべきだ」と呼びかけ、安定した関係を築きたいとの考えを示した。台湾は中国の不可分の領土だとも強調した。中国外務省が18日発表した。
楊氏は日中関係に関し「中日2千年超の交流や国交正常化50周年の歩みは平和共存、友好協力が唯一の正しい選択だと双方に示した」と主張。台湾問題を巡っては「中日関係の政治的な基礎と両国間の基本的な信義に関わる」とくぎを刺し、日本の関与を牽制(けんせい)した。(共同)