8月も早や後半。家族が集まるお盆は明けましたが、3年ぶりに行動制限がなかったため「久しぶりにどこか連れてって」とせがまれた人は少なくないでしょう。
しかし未だ猛威を奮うコロナ感染がとても心配。ましてや子供や高齢者を連れて、人が混みそうな観光地には行けません。かといって、感染リスクの低い自然豊かな海や山には清潔なトイレや気の利いたレストランがそう多くありません。家族サービスはお預け、という人も多いと思います。
そんな中、滋賀県にある観光スポットなら安心して家族を連れていけると噂を聞きました。なんでも近江商人ならではの「三方よし」に「自然よし」、「コロナ対策よし」が加わった「五方よし」が揃っているそうです。
なかでも人気を集めているのが、全国に展開する和菓子メーカー「叶匠壽庵」が37年前、創業の地・大津市の里山に開いた「寿長生の郷(すないのさと)」という自然豊かな施設。甲子園の5倍にあたる広大な敷地の中に、清潔で風流な施設が整備されています。
同じ関西人でも「大津にそんなええとこ、あったん?」と驚く人は多いでしょう。無理もありません。「寿長生の郷」はもともと同社が理想の和菓子を追究するためにつくった施設。今も農業から菓子づくりを一貫して行う「農工ひとつ」を掲げて、里山の清らかな水で原料の梅や柚子を栽培するなど、和菓子の質をより高める取り組みが行われています。