5歳から父・哲也さんの勧めでゴルフを始め、中学ではゴルフ部がなかったため、「もともと走るのが好き。ゴルフのトレーニングにもなる」と陸上部に所属。競技には出場せず、もっぱら体力作りに専念した。
昨年の全国高校ゴルフ選手権女子の部3位、今年5月の関東女子ゴルフ選手権で優勝、6月「全米女子オープン」(米ノースカロナイナ州)では48位に入り、〝もっか進化中〟なのである。
あこがれはネリー・コルダ(米国)。昨年「全米女子プロ」でメジャー初制覇するなど米ツアー7勝、昨夏の東京五輪では金メダルに輝いた。身長177センチの細身のアスリート系で、馬場は「体形が似ているし、スイングなんかも参考にし、目指している」と。実は出場した今年の全米女子オープンで、一緒に記念撮影して胸を躍らせた。
性格はプロ向き。「緊張はしたことがない。嫌なことがあっても、すぐに忘れて次っていうタイプ。プロの試合ってギャラリーがいる。私、人が見ていると飛距離が出るし、むしろ楽しいんです」。ビッグである。
こんなエピソードもある。全米女子オープンの練習日、渋野日向子がエントリーする時間に空欄を見つけると、「自分で名前を書き込んで」〝押しかけラウンド〟。渋野から「しっかり食べて体重を増やすのよ」とアドバイスされた。
逆に国内では、同組になった横峯さくらから質問攻めに遭った。「横峯さんはお子さんをプロゴルファーにしたいみたいで、〝どうしたらこういうお子さんに育てられるんですか?〟って父に聞いてました」と。周辺はにぎやかだ。