黒犬と訪ねる世界遺産、モン・サン・ミッシェル その2


こんにちは、フォトグラファーの吉田パンダです。前回に引き続き、犬連れで行くモン・サン・ミッシェルの旅をお伝えいたします。

お供はこちら、ほとんどリュック内に鎮座している黒いヤドカリ犬、スキッパーキのスキです。

モン・サン・ミッシェルの見どころといえば驚異の島それ自体なんですが、ヨーロッパで最も干満の激しい湾が織りなす、干潟の模様もその一つ。

思わずモノクロにしてしまいましたが、太陽の動きに連れてその表情を変える潮流の跡が雄大で、何度見てもその美しさに心打たれること間違いなしです。

晴れていても、曇りでも、湾を眺めているのは飽きません。

加えて迷路のような島内の街歩きも、絵本の中を歩くようで楽しいものです。階段だらけで脚は疲れますが、、。

島に暮らす猫も時折見かけます。名前はミカエルかな?

足元にも、もう一匹発見。

そして犬は入れないものの、干潟や中世の街並み同様「モン・サン・ミッシェル内でおすすめの場所」として推したいのが、時空から切り離されているような修道院内の回廊です。ここに足を踏み入れるために入場料を支払っていると言っても過言ではありません。

終わらない回廊は自身との対話の場であると同時に、空から降り注ぐ光は天井の楽園を象徴しています。「回廊は光の井戸」と例えている説明がありましたが、まさにその通りと思える場所です。

修道院といえば回廊を有するところが多いですが、モン・サン・ミッシェルの回廊はその中でも高い霊性を感じられる場所です(断定・吉田調べ)。

犬なしで修道院を歩いている間に、夕食時間になりました。モン・サン・ミッシェル内のレストランは20-21時にはラストオーダーなので、早めの行動をおすすめします。自分たちはのんびりし過ぎて滑り込みもいいところ、ギリギリの客でした。あと数分遅かったらオーダーは「ピザかパスタのみ」になっていたところです(それでも食べられるだけマシかも)。

ヤドカリ犬も、持ってきたクロケットでディナー。人間たちはノルマンディーで採れたムール貝をいただきました。「超観光地で島の中のレストランなんてねえ、、」と今まで先入観で避けていたんですが、いやいやどうして、この「オーベルジュ・サンピエール」は自信を持っておすすめできます。某Leonで食べるより美味しいムール貝で驚きました。

Auberge Saint-Pierre

https://www.auberge-saint-pierre.fr/fr/restaurant.html


モン・サン・ミッシェルに来ると大抵一泊二泊するんですが、その理由はライトアップされるモン・サン・ミッシェルを撮りたいから、、、なのに、ライトアップしないんかいっ(心の叫び)!!

数年前に来た時は、それはもう夜空に浮かぶ宇宙船のごとく照明が当たっていたんですが、この日はさながら青い闇に溶けていく要塞です。電力不足が原因なのか、もうライトアップそのものをやめているのかわかりませんが、残念ながらライトアップ・モン・サン・ミッシェルには出会えずじまい。

ちなみに帰りのシャトルバスは23時までですが、「だいぶ遅くまであるな」と安心してはいけません。22時を過ぎる頃からシャトルバスの乗り場は長蛇の列、まず一回目では乗れません。バスが往復してくるのをしばらく待つことになります。しかもその間に吹いてくる海風は強烈で、真夏でも肌寒いくらいです。Tシャツで40分もバスを待ったら確実に風邪をひきます。防寒着は夏でも必須、そしてバスは早めに乗りましょう←自分に言ってます。

というわけで一夜明け、ようやくリュックから脱出してホテル前の庭を散策する黒犬です。

遠くに行くなよー。いまだに「待て」コマンドを完璧に覚えておらず、名前を呼ばれると立ち止まるスキさん。

朝食はホテルの庭で。今回はモン・サン・ミッシェルから少し離れたマノワール(邸宅)に泊まりました。

「さあ迷える仔羊よ、おやつをよこしなさい」

今ならおやつと引き換えに、黒犬の祝福が与えられるそうです。

最近の定番おやつはオーガニック牛皮。一時、昨今よく見かける鹿の骨を与えていたんですが、骨自体が固すぎて歯が欠ける小型犬もいるようなので、念のためこちらに切り替えています。

宿泊したのはこちら。ちょっとモン・サン・ミッシェルから遠いんですが、落ち着いた庭が気持ちの良いホテルでした。

Manoir de la roche torin

https://www.manoir-rochetorin.com/fr/

ロビーでもスキを撮るかと来てみたら、先客が。ここで飼われている猫のロードくん。

「こんにちは、スキッパーキのスキです。ウチにも猫が二匹いて、こう見えて自分も猫なんじゃないかと思っているんですが、ロードくんにはどう見えるかな」

ロードくん、速やかに立ち去りました。

「いやー、ロードくんとすっかり仲良くなっちゃったなー」

きっとそうだね。

今は使われていませんが、食堂にある大きな暖炉。

ホテル前のサイクリングロードから聖なる島を拝んで、帰途につきました。次回もまた、黒犬とノルマンディー地方の散策に出かけます。どうぞお楽しみに。

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