「過酷な労働環境で精神疾患に」 児相元職員が千葉県を提訴

産経ニュース

千葉県市川市の市川児童相談所で児童指導員として働いていた飯島章太さん(28)がこのほど、過酷な労働環境下で精神疾患を発症し、退職を余儀なくされたとして、設置者の県に慰謝料や残業代など合わせて約1200万円の支払いを求め、千葉地裁に提訴した。児童相談所の労働環境改善が訴訟の目的だという。

飯島さんは平成31年4月から市川児相で、一時保護された子供とともに生活する児童指導員として勤務を開始。定員の2~3倍の児童を擁する中、休憩体制や研修体制が整っておらず、宿直時には廊下で眠るなど過酷な労働環境だったという。また、他の職員からは時間がなく対応できないため「子どもの話をなるべく聞かないように」という指示が何度もあった。約3カ月後、体調を崩し休職した飯島さんは、「一番きつかったのは子供と向き合う時間がなかったこと。無力感、罪悪感を感じ精神的にもきつかった」と振り返った。

児相の勤務環境は全国的に問題視されており、県内の児相での一時保護所の平均入所率は令和2年度時点で168・4パーセントと全国で最も高かった。その中で飯島さんの勤務した市川児相は県中央児相に次ぐワースト2位の202・5パーセントだった。

飯島さんは休職後に交渉を重ね、県は人員不足や一部未払い賃金を認めたが、飯島さん以外の職員への支払いを認めないことや環境整備を行う意向を示さず、飯島さんは職場復帰を断念し、退職。今回の提訴に至ったという。

提訴することで子供たちが不安になり、彼らのためにならないのではないかと葛藤もあったというが、「職員の最低限の環境が整えられることで必ず子供たちにケアが届くと信じる」と強調した。

県は提訴に関し、「コメントできない」としている。

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