福岡県久留米市の久留米工業高等専門学校で5日夜、弓道場が焼ける火災があり、近くで開かれていた筑後川花火大会で打ち上げに失敗した花火玉が屋根を突き破って落下し、爆発した疑いがあることが6日、福岡県警久留米署などへの取材で分かった。けが人はいなかった。同署が詳しい原因を調べている。
同署や久留米広域消防本部によると、5日午後8時10分ごろ、付近で警備中の消防職員から「爆発音が聞こえ、火が出ている」と消防本部に通報があった。高専敷地内の弓道場から出火し、木造平屋約150平方メートルを焼いた。弓道場に人はいなかった。
打ち上げ場所は、約160メートル離れた筑後川の河川敷。署員が到着した際、弓道場の屋根には穴が開き、扉や窓ガラスが吹き飛んでいたという。