サッカースペイン1部リーグが14日に開幕する。今季からレアル・ソシエダと5年契約を結んだ日本代表MF久保建英(21)にとっては失敗が許されないシーズンだ。
これまでは同リーグの強豪レアル・マドリード所属だったが、今季から完全移籍。久保は入団会見(先月19日)で「たとえ100%の力を出し尽くしても、どうせレンタルだろ、と考えられてしまう。今季はそうではなくなりますし、より腰を据えることができます」と意気込みを語っていた。
スペイン4季目となる今季は、右サイドハーフのポジションにより磨きをかけなければならない。
11月に行われるW杯カタール大会まではリーグ戦は14試合だけ。日本代表・森保一監督(53)は「これまでのW杯よりも早くメンバー発表をすることもありえます」と話した。これまでスペインリーグで数字も結果も残していない久保にとっては正念場だ。
森保監督からも「建英にはもうひと皮むけてほしい」といわれ、W杯メンバーの「当確」ラインには達していない。今月末に欧州視察にでかける森保監督は「より多くの選手と個人的に面談したい」と話している。久保にとって今季は重要なシーズンになる。