NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」の第18週「しあわせのアンダンスー」(第86~90話、8~12日)の予告映像が5日、放送され、主人公、比嘉暢子(黒島結菜)のウエディングドレス姿に朝ドラファンの注目が集まった。
沖縄料理に夢をかけるヒロインとそのきょうだいたちの姿を描く「ちむどんどん」。タイトルは沖縄の言葉で「心がドキドキする」を意味する。
高校卒業後、西洋料理の料理人になることを目指して沖縄から上京した暢子は、東京・銀座の高級イタリアン「アッラ・フォンターナ」に就職。修行を積むなかで、子供の頃、地元やんばるで出会った青柳和彦(宮沢氷魚)と東京で再会し、お互いを意識するようになり、結婚を誓った。しかし、和彦の母、重子(鈴木保奈美)は家柄や学歴の違いから大反対。昔から母とうまくいっていなかった和彦は説得を諦めかけるが、暢子は得意の料理で彼女を懐柔しようと努めた。
この日は第17週「あのとき食べたラフテーの」(第81~85話)の最終日。チンピラに店の権利書を奪われるという危機に陥ったフォンターナだったが、沖縄県人会会長、平良三郎(片岡鶴太郎)が体を張って問題を解決した。三郎とフォンターナのオーナーで暢子の大叔母の大城房子(原田美枝子)はかつて恋仲で、結婚を約束した間柄だったが、三郎が実業家の御曹司だったこともあって周囲は反対。互いに思い合っていたが三郎は見合いで結婚、房子は手切れ金を受け取って三郎の前から姿を消した。そういった経緯から、三郎と房子はそれぞれ負い目を感じていた。