茨城県笠間市で1月、妻の母親小谷朋子さん=当時(57)=を包丁で刺殺したとして、殺人罪などに問われた千葉県柏市の会社員、児玉大地被告(26)の裁判員裁判で、水戸地裁は4日、懲役17年(求刑懲役18年)の判決を言い渡した。
小川賢司裁判長は判決理由で「被告の暴力が原因で実家に帰った妻子に会わせてくれなかった恨みから殺害した。自己中心的で計画性も高い」と述べた。一方、被告が事実関係を正直に供述していることなどから、量刑を考慮した。
判決によると、児玉被告は1月17日、笠間市の小谷さん宅で、首や背中を包丁で複数回突き刺して殺害した。