プロアマ記念試合(1日、神宮)プロ野球(NPB)のU-23(23歳以下)選抜と大学・社会人選抜によるプロアマ記念試合が行われ、NPB選抜が8-6で勝った。大学・社会人選抜の矢沢宏太投手(22)=日体大4年=が、投げては最速151キロの直球を披露し、打っては右翼線へ2点打をマーク。NPB選抜を率いた日本代表「侍ジャパン」の栗山英樹監督(61)をうならせた。NPB選抜の根尾昂投手(22)=中日=は先発で1回無安打無失点と好投した。
七回、スコアボードからDHを示す「D」の文字が消えた。スタンドがどよめく中、今秋のドラフト1位候補に挙がる矢沢が「7番・投手」として5番手でマウンドへ。注目を集めるアマチュア球界の投打二刀流が、その才能を発揮した。
「僕は大学生ですけど(相手も)同世代。何とか食らいついていけると、証明できるように頑張りました」
覚悟をプレーで示した。先頭の5番・安田(ロッテ)を151キロの直球で三ゴロ。黒川(楽天)、正木(ソフトバンク)に連続二塁打を浴びて1点を失ったが、切れのあるスライダーを駆使して2者連続三振で後続を断った。