新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、群馬県高崎市は3日から市内の商業施設に乗り入れたバスをワクチン接種会場とする「ワクチン接種巡回バス」の運行を開始する。
同市の独自対策。若年層の3回目接種と高齢者の4回目接種の促進が課題となっており、「買い物ついでに接種できる機会を提供する」のが狙い。
バスが乗り入れるのは、とりせん箕郷店(3、4日)▽フレッセイ新町店(5、8日)▽アピタ高崎店(6、7日)▽パワーセンターうおかつ吉井店(9、10日)▽同榛名店(11、12日)▽イオンモール高崎(13、14日)-。
開設時間は午後1時から4時まで。18歳以上の3回目か4回目の接種を希望する市民が対象で、モデルナ社製ワクチンを使用する。定員は1会場1日あたり約50人で、半分程度は予約が不要な当日枠とする。市ワクチン予約センター(0120・08・5670)などで事前の予約も受け付ける。
一方、JR高崎駅西口の高崎オーパ前2階ペデストリアンデッキには、臨時接種会場を再び設置する。3~12日までの午後4時から7時まで。1日当たりの定員は約150人で、半数は当日枠。富岡賢治市長は「若い人や高齢者が手軽に利用できる接種機会を拡大し、感染拡大を防ぎたい」とコメントしている。