ベテラン記者コラム(327)

W杯を控えるラグビー女子日本代表が飛躍するには? フィジカルの強い選手を「前で止める」こと

サンスポ
7月30日のテストマッチ第2戦、日本はフィジカルの強い南アフリカに苦戦した
7月30日のテストマッチ第2戦、日本はフィジカルの強い南アフリカに苦戦した

ラグビー女子日本代表が、南アフリカ代表とのテストマッチ2戦を終えた。世界ランキングは日本が12位、南アフリカは13位。第1戦は相手をノートライに抑えて15-6で勝ったが、第2戦は南アフリカの強いフィジカルに後手に回り、3トライを許して10-20で敗れた。

日本の選手たちが警戒する存在に挙げていたCTBングウェヴは167センチ、86キロのサイズを持つ。「おしり周りがえらく太い」と対応が難儀な黒人選手だが、彼女にボールを持たれると、ほとんどゲインを許した。それも5~10メートルほど。4人がかりで止めなくてはいけないシーンも多々見られ、第1戦はそれでも、FW近場の攻撃が多かったことで日本はトライを許さなかったが、第2戦はオーバーラップでスペースができた外側にボールを動かされ、快足WTBマリンガに2トライを奪われた。

7月30日、日本は南アとのテストマッチ第2戦には敗れた
7月30日、日本は南アとのテストマッチ第2戦には敗れた

レスリー・マッケンジー・ヘッドコーチ(HC)は「南アフリカが出してきた強みに対応する力が、日本は十分ではなかった。試合の70%で守備に回る展開になった」と分析する。

日本の女子はファンダメンタルなスキルから戦術、戦略まで、20年前に比べると相当レベルが上がった。小学生からラグビースクールなどでプレーする選手が増え、男子以上に激しいコンタクトをする選手もちらほらいる。そんな中でも世界との差が縮まっていないように感じるのが、体格の部分。コンタクトで受け身になるところは、完全に解消されていない。

今年10月に開幕するW杯の前に、国内最後のテストマッチとなるアイルランド代表戦が8月20日に静岡スタジアム、27日に秩父宮ラグビー場で開催される。世界7位の欧州の強豪には、昨秋の遠征で12-15の惜敗。そのリベンジを果たすためには、いかに相手を前で止め続けることができるかが大きなカギとなり、W杯での戦いも左右するだろう。

W杯本大会では世界4位のカナダ、5位の米国、6位のイタリアといずれも格上の相手との戦いとなる。カナダとは1994年の第2回W杯で0-57で敗れて以来、28年ぶりの対戦。マッケンジーHCの母国であり、特別な試合になるだろう。米国とも第2回大会で0-121の大敗を喫して以来の激突。イタリアには過去1分け2敗と勝てていない。

日本が存在感を見せられるか、この2カ月にかかってくる。(田中浩)

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