“絶滅危惧種”と呼ばれた「ドムドムバーガー」は、なぜ蘇ったのか

ITメディア

チャレンジを避けてきた

規模は大きくないのに、大企業病のように何も新しいことにチャレンジできなくなってしまう。かつてのドムドムバーガーもそうだった。規模は大きくないのに、マクドナルドやモスバーガーとそれほど変わらない品ぞろえで同じような戦い方をしていた。そして、常連客を守るために新しいチャレンジを避けてきた。

そういう老舗の保守的なところを、藤崎社長がその自由な発想でぶっ壊した、というのがドムドム再生の最大のポイントではないか、と個人的には思っている。

ドムドムバーガーの復活は「小さな老舗こそ、常識にとらわれない攻めた戦い方ができる」という事実を、これ以上ないほど分かりやすく証明した。巨大チェーンやグローバルブランド企業では、何か革新的なことを始めるにしても社内稟議と調整に莫大な時間がかかってしまう。「ウチらしくない」「失敗したら誰が責任を取るんだ」という反対意見も多い。

しかし、ドムドムは藤崎社長のリーダーシップですぐに実行に移すことができる。27店舗しかないので、ハンバーガーチェーンの常識に反した施策も打ちやすい。まさしく、「持たざる者」にしかできない理想的な戦い方だ。

苦しい戦いを強いられている全国の老舗企業にとって、ドムドム復活から学べるものは多いのではないか。

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