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タローマン ぶっ飛んだ特撮ヒーロー風番組

産経ニュース

ときどき、ぶっ飛んだ番組を作るNHKがまたやってくれた。「TAROMAN 岡本太郎式特撮活劇」(Eテレ)。1本5分の連作なのだが、もはやアバンギャルド(前衛)芸術と呼んでもいいのでは。

岡本太郎の作品をモチーフにした奇獣が街を襲い、人々が逃げ惑う。そこにタローマン登場!といかにも特撮ヒーロー番組っぽく始まるが、この巨大ヒーローがハチャメチャ。キックやパンチを繰り出すわけでなく、腰をくねくねとか足をバタバタとか、意味不明の行動をとる。

「70年代のカルト特撮ヒーローが帰ってきた!」という設定(大噓)なので、映像は昭和風味。わざと安っぽくしていて、タローマンなんて着ぐるみ丸わかり。「ばくはつだ!ばくはつだ!」という主題歌にはじまって、頼りにならない防衛隊員とか、何度もビルを壊される社長とか、全編にシュールな笑いが詰め込まれている。

番組後半には、各回に登場した作品や言葉について解説が加えられるのだが、サカナクションの山口一郎さんが「幼少時からのタローマンファン」だとか「親にねだってグッズを買ってもらった」とか、しゃあしゃあと噓を交えてくる。一方でアーティストとしての太郎評は本音っぽかったりするので、もうなにがなんだか。第1回のタイトルは「でたらめをやってごらん」だったが、番組自体が全力で「でたらめ」だ。

放送が始まったのを知って、NHKプラスで追っかけ視聴。最初の感想は太郎じゃないけど「なんだこれは!」だった。たとえば第4回。いつものように奇獣を倒すことを期待されたタローマンは「同じことをくりかえすくらいなら、死んでしまえ」という太郎の言葉の呪縛に苦しむ。自己模倣の否定。ふざけているようにみえてテーマは深遠だ。

見ていると各回のタイトルになっている太郎の言葉がズバズバ刺さる。「真剣に、命がけで遊べ」「好かれるヤツほどダメになる」…。再放送もあるようなので、全10回を録画しておきたい。あと、大阪中之島美術館でやっている「展覧会 岡本太郎」にもタローマンがいるらしい。(ライター 篠原知存)

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