女優の天海祐希(54)、俳優の古田新太(56)、神尾楓珠(23)が29日、大阪市内で行われた劇団☆新感線の舞台「薔薇とサムライ2―海賊女王の帰還―」(10月5~20日、大阪・フェスティバルホール)の取材会に出席した。
大泥棒・石川五右衛門(古田)の協力で、海賊アンヌ(天海)が小国コルドニアの女王になった前作(2010年)の続編。「もう飽きてんですよね。5回もやってんだもん、五右衛門。スーパーマンだから絶対死なないし、負けないし」と苦笑いの古田は、「アンヌが若い人たちに大きな役目を譲っていこうとする世代交代を軸にしたお話」と作品を紹介した。
すると、新感線は4年ぶりの天海は「世代交代しろと、暗に作品で肩をたたかれることがあるんだと思った次第でございます」と苦笑い。
自身は、「下の世代を見て後輩だからとかは感じられない」としつつ、稽古場では「かわいそうだなと思うのは、バンと弾けられる場所がない。小さくまとまってうまい人が多い。もう少し突き抜けたら他の魅力も出る。だから『好きなようにやって』ってお伝えしてます」と明かした。
この言葉に、新感線は初めての神尾が「稽古してて、すごく堂々としてますし、存在感が…」と先輩女優の印象を語り始めると、天海から「圧?」とツッコミ。
「圧じゃないです。見ちゃう。目がどうしてもいくんです」と説明しても、「大きいから?」と問われ、「そうじゃなくて! 真ん中に立つ責任感を感じました」と返すなど〝先輩後輩〟漫才で取材陣を笑わせた。