北九州市八幡西区で平成24年、不動産会社社長の男性=当時(72)、故人=の脇腹や腕を刺し重傷を負わせたとして、福岡県警は29日にも、殺人未遂の疑いで、特定危険指定暴力団工藤会系組長ら数人を逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材で同日、分かった。
事件は24年9月13日午後7時過ぎに発生。八幡西区茶屋の原の交差点で信号待ち停車をしていた車に、フルフェースのヘルメットをかぶったバイクの2人組が近づき、助手席の窓ガラスを割って男性を刺した。状況から、暴力団関係者が関与した可能性もあるとみて県警が2人の行方を追っていた。