関西5番目のJクラブなるか FC大阪、混戦からの挑戦

産経ニュース
FC大阪と鈴鹿PGの試合前、ピッチに現れサポータに手を振る鈴鹿PGの三浦知良(中央)=東大阪市花園ラグビー場(斉藤友也撮影)
FC大阪と鈴鹿PGの試合前、ピッチに現れサポータに手を振る鈴鹿PGの三浦知良(中央)=東大阪市花園ラグビー場(斉藤友也撮影)

サッカーJリーグのクラブが関西にいくつあるか、ご存じだろうか。加盟した順番に挙げると、ガンバ大阪、セレッソ大阪、京都サンガ、ヴィッセル神戸。今季は12年ぶりに4クラブとも最高峰のJ1で戦っている。だが、平成9年にヴィッセルが参入して以降、関西からは20年以上新たなJクラブが誕生していない。今やJ1=18、J2=22、J3=18の計58クラブが全国に点在し、中国地方と四国地方に各4クラブ、九州地方にも9クラブが存在するにもかかわらずである。そろそろ、関西5番目のJクラブが生まれてもいいのではないだろうか。

「Jリーグに入るには、さまざまな要素がうまくいく必要がある。今年ほど、歯車がかみ合っていることはない。波に乗り、上がるべきタイミングだと感じる」。大阪府東大阪市に本拠を構え、今季の日本フットボールリーグ(JFL)で2位(24日現在)につけるFC大阪の近藤祐輔社長はそう強調する。

Jリーグを目指す全国各地のクラブとかつての企業チームなどが混在するアマチュアリーグのJFLは、J1から数えて実質4部に相当。「JFLの年間順位で4位以内に入り、かつJリーグ百年構想クラブのうち2位以内であること」が成績面でのJリーグ参入条件となっている。

百年構想クラブとは、将来のJリーグ入りを目指すクラブの中で一定の条件を満たしたチームを認定する制度で、FC大阪も一昨年認定された。認定されるには、普及活動を1年以上継続して実施▽財務管理体制が確立されている▽ホームタウン(の自治体)がJリーグ入りを応援し、取り組みを支援する姿勢を文書で示している-などの要件を満たさなければならない。

また、Jリーグへの昇格には、ホーム試合の1試合平均入場者数が2千人を超え、3千人到達を目指して努力している▽年間事業収入が1億5千万円以上になると合理的に見込まれる-といった数字をクリアし、J3クラブライセンスの交付を受けることも条件となっている。

こうした点について、近藤社長は「(JFL4位以内となる成績以外に)現状で、問題となることはない」と言い切る。自信の根拠の一つとなっているのが、6月19日に東大阪市花園ラグビー場第1グラウンドで行われた鈴鹿ポイントゲッターズ(PG)戦で、JFL史上4番目に多い1万2152人の入場者を記録したことだ。

高校ラグビーの聖地として知られ、令和元年に開かれたラグビーワールドカップ(W杯)日本大会の試合会場ともなった同グラウンドでサッカーの公式戦が行われたのは23年ぶり。対戦相手の鈴鹿PGに元日本代表FWの三浦知良が所属していることもあり、大勢の観客でにぎわった。

6・19の成果

FC大阪では同試合を開催日に合わせて「6・19」と名付け、シーズン開幕前から入念に準備を進めてきた。「試合の主役は選手だが、1万人以上の観客に来場してもらえたのは、スタッフの努力のたまもの。Jリーグを目指すチームとして皆さんに見てもらうタイミングとしては適していた」と振り返った近藤社長は「ラグビーの街というイメージが強い東大阪市を平成30年にホームタウンにし、地域との連携に取り組んできた。一つの成果として表れたのが6・19。東大阪市の皆さんにとって第1グラウンドは特別な場所だということを改めて感じた。地域のにぎわいをつくっていくには最適の場所だと思った」と手応えを口にした。

約1万2千人が詰めかけたFC大阪と鈴鹿PGの対戦。東大阪市花園ラグビー場で23年ぶりのサッカー公式戦となった=6月19日(斉藤友也撮影)

今季のJFL(24日現在)は、2位から7位までの勝ち点差が5以内でひしめく空前の大混戦。奈良県全体をホームタウンとする奈良クラブや、三重県桑名市などを拠点とするヴィアティン三重などの百年構想クラブも上位に食い込む。

「ある意味(Jリーグ参入条件の中で)最も分かりやすく、一番難しいのが成績」と近藤社長。JFLの今季最後の試合は11月20日に予定されており、Jリーグ理事会の承認を経て新規参入クラブが決定する。熾烈(しれつ)な戦いは続く。

■認知度とインパクト求め

全国にJリーグ入りを目指すクラブは数多く存在する。JFLの下部の地域リーグや都道府県リーグでも将来的な参入を目標に掲げるクラブは多い。なぜ、入りたいのか。

FC大阪の近藤祐輔社長は「所属するカテゴリーに関係なく、地域や社会の課題を解決するために、さまざまなことをしてきた。ただ、世間からしたらJリーグかそうじゃないかはすごく重要で、認識が違う」と訴える。

Jリーグ入りに意欲を示すFC大阪の近藤祐輔社長(北川信行撮影)

FC大阪の経営基盤や地域での取り組みの充実ぶりはJFLの中でも屈指といい、J3にも引けを取らないと自負する。だからこそ、近藤社長は「瀬戸際に位置する今は、歯がゆい」と話す。このタイミングで是が非でもJリーグに上がりたいと思う理由でもある。

ただ、FC大阪にとってJリーグ入りはゴールではない。近藤社長は「地域や社会の課題を解決するための組織としてサッカークラブを経営している。その観点からすると、J3はやっとスタートラインに立てたということ」とし「だから、われわれはJ1の強さだけを求めているのではない。地域や社会の課題をより多く解決するために、有名な方が確実に世界観を変えられる、インパクトを持てるというのがある」と強調した。(北川信行)

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