北朝鮮の朝鮮中央通信は26日、朝鮮戦争(1950~53年)の参戦者らが25日に、全国老兵大会に参加するため全国から平壌に到着したと伝えた。27日には休戦協定締結から69年を迎える。27日を対米戦争の勝利記念日と位置づける北朝鮮当局は米国との対決姿勢を強調している。
一方同通信は、新型コロナウイルス感染などが疑われる発熱患者が25日夕までの1日で約30人確認されたと報じた。前日よりさらに減ったが、同通信はオミクロン株の派生型により再び増加する可能性があるとして警戒強化を呼びかけている。
全国老兵大会の開催は3年連続で、過去2回はいずれも金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記が出席した。25日は崔竜海(チェ・リョンヘ)最高人民会議(国会)常任委員長ら、政府や党の幹部が参加者の宿所を訪問し祝福した。(共同)