塩野義製薬は26日、開発中の新型コロナウイルス感染症ワクチンについて、国内で60歳以上を対象に4回目接種の臨床試験(治験)を開始したと発表した。開発は大詰めを迎えており、これとは別に進めている最終段階の治験結果が得られれば近く厚生労働省に承認申請する。
現在国内の4回目接種では、ファイザー製かモデルナ製が使用されている。新たに始めた治験では、ファイザー製ワクチンを3回接種した60歳以上を対象に、ファイザー製と塩野義製の4回目接種後の結果を比較する。
承認申請に向けた治験では現在、初回接種後のアストラゼネカ製ワクチンとの比較データをまとめている。