映画「砂の器」や米ドラマ「将軍 SHOGUN」などで知られ、25日に急逝した女優、島田陽子さんの訃報はネットにも大きな衝撃と悲しみを与えた。
サンケイスポーツ(電子版)によると、島田さんは約3年前に大腸がんを発症。入退院を繰り返しながら闘病していたが、6月下旬に入院すると、23日に意識が混濁し、25日に帰らぬ人となった。69歳だった。
島田さんは熊本県出身。1971年にドラマ「続・氷点」(テレビ朝日)のヒロイン役で脚光を浴びると、74年に野村芳太郎監督の「砂の器」、76年に市川崑監督の「犬神家の一族」などの映画に出演。78年にはドラマ「白い巨塔」(フジテレビ)で東佐枝子役を演じるなど、正統派の美貌と演技力で人気を博した。80年には米ドラマシリーズ「将軍 SHOGUN」に出演し、米ゴールデングローブ賞の主演女優賞を受賞。一躍「国際派女優」と呼ばれるようになった。
突然の訃報はファンたちに大きな衝撃を与え、SNSには「今の時代69歳はまだ若いのに」「時代を築いた女優がまた一人…辛い」「綺麗な女優さんでした」「物凄いショック」「もっと、もっと映画で観たかった」などのコメントが並んだ。