大分県警佐伯署に在職中の平成31年、佐伯市の飲食店などに侵入し現金を盗んだとして、窃盗などの罪に問われた元巡査部長、広瀬淳被告(31)に大分地裁は26日、懲役1年10月、執行猶予3年(求刑懲役1年10月)の判決を言い渡した。
岩田光生裁判官は判決理由で「公共の安全を維持する立場であるのに悪質だ」と指摘する一方、反省の態度を認め、執行猶予を付けた。公判で検察側は、広瀬被告が警察の教養で習った窓ガラスの割り方で侵入するなど、知識や経験を悪用したと主張していた。
判決によると、31年、複数の飲食店や会社事務所に侵入し、約13万3千円を盗んだ。