女優の橋本愛が主演を務める連続ドラマ「家庭教師のトラコ」(日本テレビ系、午後10時)の第1話が20日、放送され、橋本演じる主人公、根津寅子の謎に視聴者の関心が集まった。ツイッターでは、「家庭教師のトラコ」が早速トレンドに入り、「本当の狙いは?」「何か暗いところがありそう…」などのコメントが殺到した。
高卒でコスプレが趣味で不愛想…しかしどんな志望校も合格率100%という謎に満ちた「伝説の家庭教師」“トラコ”(根津寅子)が、問題を抱えた3つの家庭を救済するホームドラマ。
第1話では、「どんな志望校も合格率100%!授業料はそちらが決める!」という宣伝文句に惹かれ、新聞記者として働く中村真希(美村里江)、銀行家の後妻の上原里美(鈴木保奈美)、実家の定食屋を切り盛りするバツイチの下山智代(板谷由夏)がトラコと契約を結んだ。
トラコは、一人娘の知恵(加藤柚凪)を有名私立小学校に合格させようと躍起になる真希と朔太郎(細田善彦)のいる中村家を訪れ、知恵の個別授業を実施。「この1万円を使って幸せになる方法を見つけるの」と言い、授業料の1万円札を知恵に渡した。知恵はトラコからの叱咤などで、幸せが家族3人での流しそうめんだったことを思い出し、真希は娘の成長に涙した。
中村家の授業がひと段落し、トラコは、いつものように秘書、福田福多(中村蒼)のマンションに転がり込んだ。福田が中村家でのできごとを振り返りトラコに話しかけるが、彼女がパソコン画面でチェックしていたのは「ネヅ トラコ」名義の銀行口座残高だった。「8201万3800円」という大金に、福田は「お前の本当の狙いを知ったら、みんなどう思うだろうな」と意味深な表情でポツリ。トラコは逃げるようにマンションを出た。1人になった福田はパソコンに向かい、「親の職業一覧」という、無数の職種が並んだリストの「銀行家」「新聞記者」「定食屋」に新たに打ち消し線を引いた。
第1話の終盤で展開された、福田とトラコのやりとりに多くの視聴者が引き込まれたようで、SNSには「本当の狙いってなに?」「『お前の本当の狙い知ったら、みんなどう思うだろうなあ』なんなんその引っ張り台詞w」「8200万…」「トラコ先生なんのためにお金貯めてるんだろ…」「うわ~また何か暗いところがありそう」といったコメントが相次いだ。福田が職業リストを消す目的について推測するコメントも少なくなかった。同作では遊川和彦氏が脚本を務めており、「もしかしてトラコの両親殺されてて犯人見つけるために家庭教師してる説」「まさか、あらゆる職種で働く親の家庭を教育する気ですか」「親の職業で合否決めてたんだー」「親職業コンプリートマップ!?w」「いろんな職業の親に恩を着せるのかな!?ん。そんなことしてどうするんだろ」「職業コレクターとか?」「やっぱ家族ゲーム…的な?」など、遊川作品ならではのミステリーが展開されることを楽しみにする書き込みも見受けられた。