女子5000メートルの広中は持ち前の積極性を貫き、4000メートル手前まで先頭に立って引っ張った。終盤は必死に食らいつきながら、1秒05差で決勝を逃した。「ラスト2周ぐらいからきつさの方が強くて、何とかもがくような走りになってしまった。もっと粘りたかった」と唇をかんだ。
昨夏の東京五輪1万メートルで7位入賞した21歳のホープ。今大会は2種目ともに入賞とはならなかった。「すごく悔しい部分はあるが、全ては出し切った。今後はこういう暑さの中でも、5000メートルで14分台をコンスタントに出せるようにやっていきたい」とさらなる成長に目を向けた。(共同)