第104回全国高校野球選手権大会千葉大会(21日、習志野6―2市原中央、柏の葉公園野球場) 今大会初登板初先発の習志野・古賀海音(かいと)投手(3年)が、2失点完投と活躍してチームを勝利に導き、2年連続ベスト8進出に大きく貢献した。
182センチ、85キロで背番号10の最速141キロ右腕は「これまで少ないイニングを投げていました。完封させていただいて感謝しています」と投球を振り返った。
一回に1点を先制されたが、打線が三回に4点を返して逆転。6-1の七回に1失点したが、粘りのピッチングで後続を断った。
習志野は今大会4試合目で初完投。古賀自身はうれしい公式戦初完投を果たした。昨夏、昨秋は1番を背負ったが、今春以降は10番。昨年にエースナンバーを背負った男の意地を発揮した
22日の準々決勝では拓大紅陵と対戦する。「自分は真っすぐ、パワーで押すタイプです」。古賀は3年ぶりの優勝を目指し、準決勝以降もフル稼働する。 (山口泰弘)