いじめに関する相談を担任教諭にしていた名古屋市立中1年の女子生徒が令和3年3月に自殺した問題で、医師や弁護士ら第三者11人でつくる「市いじめ対策検討会議」は21日、市教育委員会に調査結果を提出した。遺族の了承を得られれば内容の公表を検討する。
坪田知広教育長は「非常に重く受け止めている」と記者団に話した。
女子生徒は2年11月下旬、LINE(ライン)で誹謗中傷を受けていると担任教諭に相談。その後、同じ中学に通う生徒2人の名前を挙げた。
学校側は、報復を恐れた女子生徒からの要望があったとして、加害生徒2人から聞き取りをしなかった。