古川雄輝、3年ぶりの舞台に闘志 兵庫・西宮で「室温~夜の音楽」

産経ニュース
「映像と舞台では求められる演技が違うので、なかなかOKが出ないことも多い。壁を乗り越えて本番に挑みたい」と語る古川雄輝=大阪市北区(鳥越瑞絵撮影)
「映像と舞台では求められる演技が違うので、なかなかOKが出ないことも多い。壁を乗り越えて本番に挑みたい」と語る古川雄輝=大阪市北区(鳥越瑞絵撮影)

クールできれいで知的で、ネコのような孤高さはどこかつかみどころがない。だからこそ、生の舞台でもがく姿を見てみたい俳優でもある。テレビや映画で活躍中の古川雄輝(34)が3年ぶりに出演する舞台「室温~夜の音楽~」(河原雅彦演出)が22~24日、兵庫県西宮市の県立芸術文化センターで上演される。ある罪を犯した青年役で主演する古川は「この3年間、映像作品で培ったものが舞台に通用するのかどうか、楽しみにしています」と静かに闘志を燃やす。

客席の笑い声も含め

舞台はホラー作家(堀部圭亮)と娘のキオリ(平野綾)が暮らす家。12年前に集団暴行を受けて殺害されたキオリの双子の妹の命日にさまざまな人が来訪する。その中には加害者の一人、間宮(古川)がいた。

ケラリーノ・サンドロヴィッチ作のホラーコメディー。善悪の境が次第にあいまいになり、やがて過去の真相が浮かび上がる。シリアスな題材だが、コメディーとされるゆえんを古川は「怖いけれど役者同士の掛け合いで思わず笑ってしまうシーンがある。『これ笑っていいのかな?』みたいな、クスっという客席の笑い声も含めて舞台が完成する」と話す。

「心配性」を自覚するほどの慎重派だ。一発勝負の生のコメディーに不安はある。「せりふをどう返すかで、かなりコミカル具合が変わってくる。それを学べるのが楽しいと同時に、僕も提示できるかどうかなんですけど…」と悩んでいる様子も見せたが、「難しいからこそ挑戦したい」と負けん気の強さをのぞかせた。

デビュー当時は仕事がなく…

中性的なマスクに180センチというすらりとした体形。英語はネーティブ並みの帰国子女で、慶応大学理工学部在学中の平成21年には「ミスター慶応」に選ばれた。うらやむ経歴だが、22年に俳優としてデビューした当時は、「『22歳俳優経験なし』には全く仕事がありませんでした」。

初役はオーディションで得た小劇場演劇のバーテンダー役だった。その後、出演したテレビドラマでは、周囲の年下の俳優たちの中でレベルの差を痛感した。「この世界で生き残るためには、ものすごく勉強しないとだめなんだと気付きました」と振り返る。

そこから、快進撃が始まる。25年にツンデレのイケメン役で主演した「イタズラなKiss~Love in TOKYO」が国内外で大ヒットすると、殺人鬼や警察官役などさまざまな作品に起用され、今年は上半期だけで4本のドラマに出演した。

それでも本人は「息の長い役者になりたいんです」と冷静だ。淡々と語るその表情が醸す、つかみどころのないミステリアスな空気が、彼の魅力でもある。

問い合わせは芸術文化センターチケットオフィス(0798・68・0255)まで。(田中佐和)

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