世界陸上選手権のウクライナ選手団が20日、開催地の米オレゴン州ユージンで記者会見し、前日の女子走り高跳びで2位になったヤロスラワ・マフチフは「全てのメダルはウクライナのためにある。母国の人たちを笑顔にできたらいい」と喜びを口にした。
4位に入ったイリーナ・ゲラシチェンコは「メダルは取れなかったが、スポーツはこういうもの。ここで跳躍できたことがとてもうれしい」とかみしめるように話した。
男子走り高跳びのアンドリー・プロツェンコも銅メダルを獲得。過去4カ月はウクライナ軍の一員として戦闘の最前線にいたという同国陸連のレフヘン・プロニン会長代行は「他国のチームは故郷でトレーニングできるし、両親や子供たちにも会える。われわれの今大会への準備は最も困難なものだった。でも2つのメダルを獲得することができた」と誇った。(共同)