神戸市灘区のJR東海道線灘駅で、ホームから飛び込んだ男性が電車と接触し死亡した事故で、運輸安全委員会は20日、鉄道事故調査官2人をJR西日本神戸支社に派遣した。
調査官は事故車両の運転士らから当時の状況を聞き取ったり、灘駅を通過する快速電車に乗り運転席から写真を撮ったりして事故原因の調査に当たった。
また兵庫県警灘署は20日、死亡した男性について、同県尼崎市立花町の会社員男性(23)と発表した。
事故は19日午後6時5分ごろ発生。男性は同駅のホームから線路に飛び込み、駅を通過中の草津発姫路行き下り快速電車(6両編成)と接触して死亡した。男性は電車にはじき飛ばされ、ホーム上にいた客とぶつかり30~60代の女性4人が頭や腰を打つけがをするなど計6人が病院に搬送された。乗客約750人にけがはなかった。