第104回全国高校野球選手権大会神奈川大会(20日、横浜4-2横浜隼人=延長十回、横浜スタジアム)2年連続20度目の夏の甲子園を狙う横浜は、2009年以来2度目の夏の甲子園をめざす横浜隼人と5回戦で対戦した。先制を許したが、七回に追いつき、九回に勝ち越したが、その裏追いつかれた。それでも1死満塁のピンチをしのいで、2-2で延長に突入。十回1死一、二塁で、5番・大坂啓斗外野手(3年)が左中間に2点適時三塁打を放ち、逃げ切った。
大坂は「打ったのは、真っすぐ。村田監督から『お前が上がれば、チームも上がる』といわれていて、チームを盛り上げていけるようにと思ってきた」と胸を押さえた。村田監督は「神奈川は厳しい。九回(1点リードで)その裏、同点にされ1死満塁のピンチになって(救援した)鈴木がよく、勝負してくれた。その後、大坂は、ああいう場面でよく打ってくれた」と深く息をついた。