米大リーグ、マリナーズなどで活躍し、通算2781安打、630本塁打を放ったケン・グリフィー・ジュニア氏(52)がドジャースタジアムを訪問。エンゼルスの大谷翔平投手(28)からあいさつを受けるなど交流した。2016年に野球殿堂入りしたスラッガーが、大谷と自身の打撃の共通点を語った。(取材・丹羽政善通信員)
大谷が出場した去年の本塁打競争は、フィールド上で見た。今季はあまり大谷の試合をチェックしていないけど、彼は問題ない。彼のプレーは、本当に見ていて楽しい。
私と打撃スタイルの共通点があるとしたら、フィールド全体を広角に使えること。全ての方向に強い打球を打てる。違いは、彼の方が2インチ(約5センチ)ぐらい背が高いこと(グリフィー氏は190センチ、大谷は193センチ)。てこの原理をより効果的に使えている。
ちなみに、イチローと大谷とはバッターとしてまるでタイプが違う。だけど、見ていて楽しい、という点では共通する。イチローのときもそうだったけど、大谷がテレビに映っていたら、目が離せない。
もし、投手・大谷と対戦するとしたら、低めのボールは全て捨てて、スライダーが抜けて、高めにくるのを待つかな。その失投を狙うだろうね。(マリナーズ特別コンサルタント兼大リーグコミッショナー付シニア・アドバイザー)