熊楠のフロックコート修復 白浜の記念館

産経ニュース
修復を終え、南方熊楠記念館に戻った熊楠のフロックコート。後方は熊楠の写真=和歌山県白浜町
修復を終え、南方熊楠記念館に戻った熊楠のフロックコート。後方は熊楠の写真=和歌山県白浜町

和歌山県県出身の世界的な博物学者、南方熊楠(みなかたくまぐす)(1867~1941年)を顕彰する「南方熊楠記念館」(同県白浜町)で常設展示されていた熊楠のフロックコートが、元興寺文化財研究所(奈良市)での修復を完了。記念館に戻され、再び常設展示されている。

フロックコートは熊楠が英国に留学していた20~30代にロンドンで仕立てたもので、昭和4年に田辺湾の生物について昭和天皇に御進講を行った際に着用。御進講前に仕立て直したとされるが、時間の経過とともに傷んでいた。

記念館が、令和7年度の開館60周年記念事業のために昨年、インターネットで募った寄付金(約1830万円)のうち約120万円をあて、昨年11月から元興寺文化財研究所で修復作業が行われていた。

元興寺文化財研究所は美術、工芸品などの修復を手がけており、洋服は極めて珍しいという。

フロックコートは切れた縫製を直したほか、まかれていた布がなくなったボタンを和紙で補強。セットのズボンとベストも和紙で補強した。研究所の文化財調査修復研究グループの雨森久晃統括マネージャーは「元の色合い、質感を残すようにした」と修復の力点を説明した。高垣誠館長は「以前から懸案事項だったフロックコートの修復ができ、うれしい。大切に保存・展示し、後世に伝えていきたい」と話している。

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