(セ・リーグ、ヤクルト―巨人、18回戦、20日、神宮)巨人の新外国人、イアン・クロール投手(31)=前パドレス3A=が七回に3番手として来日初登板し、ほろ苦いデビューとなった。
15日に来日し、この日出場選手登録されたメジャー通算243登板を誇る左腕は2点ビハインドの七回に登場。先頭の渡辺はチェンジアップで三ゴロ。続く山崎に四球を与えると、次打者・武岡の場面でけん制悪送球。帰塁した一塁走者にボールが直撃して転々とする間に三塁進塁を許した。武岡には死球を与え、1死一、三塁。ここでスクイズを試みた並木の打球に対しては、素早い処理で本塁補殺した。
だが2死一、二塁で迎えた村上に、151キロの直球を右中間へ3ランとされた。代打・西田は三飛に仕留めたが、1回3失点で点差を広げる結果となった。