宮城県の村井嘉浩知事は19日の定例会見で、フィギュアスケート男子の羽生結弦選手が第一線を退く意向を固めたと報じられていることについて、「本人の意志だから、尊重しないといけない。東日本大震災で落ち込んでいた県民の気持ちに光を与えてくれた。後輩の育成など、これからもいろいろな場面で活躍してもらいたい」と述べた。
羽生選手は仙台市泉区出身。2014年ソチ、18年平昌両五輪を連覇したが、今年2月の北京冬季五輪は4位に終わった。19日午後5時から東京都内で去就について記者会見する。
村井氏は「小さいときから大きな世界大会でメダルをとって、よく表敬で来ていた。おかっぱ頭で、女の子みたいな顔をして。あれよあれよという間に大きくなって立派な青年になって本当にうれしく思う」と語った。