飯島栄治八段解説

恐怖感抱かせる藤井棋聖の「読む力」 棋聖戦第4局を飯島八段が解説/将棋

サンスポ
飯島栄治八段
飯島栄治八段

将棋の藤井聡太棋聖(19)=竜王など5冠=が17日、名古屋市で指された第93期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負の第4局で永瀬拓矢王座(29)を退け、対戦成績3勝1敗でタイトルを防衛、3連覇を果たした。飯島栄治八段(42)が第4局とシリーズ全体を振り返る。

勝負の分かれ目は早かった。背水の陣の永瀬王座が仕掛けたのは、39手目▲9七桂。桂馬をはねる奇襲攻撃でペースを握ろうとしたが、藤井棋聖は守り駒の金を上げる44手目△7四金でこれを無力化。総攻撃にかかった終盤は前のめりにならず、74手目△5二銀で一転、自玉を守る指し回し。この受けの手が永瀬王座の逆転の望みを絶ち切り、防衛を決めた。

本局での藤井棋聖は奇抜な手こそなかったが、相手の急所と試合の流れを読む力は抜群。永瀬王座に持ち味の粘り強ささえ出させなかった。

対局に臨む藤井聡太棋聖、永瀬拓矢王座(左)=17日午後2時10分、名古屋市中区の万松寺(恵守乾撮影)
対局に臨む藤井聡太棋聖、永瀬拓矢王座(左)=17日午後2時10分、名古屋市中区の万松寺(恵守乾撮影)

永瀬王座は開幕局でなりふり構わず「千日手」に持ち込み勝利する会心のスタートを切ったが、第2局もペースを握りながら最終盤、藤井棋聖の針の穴を通すような完璧な手順に逆転負けした。この藤井棋聖の「読む力」への恐怖感が、以降も尾を引いたように思える。

本局での永瀬王座の39手目の奇襲は時期尚早だったが、意表を突かなければ勝てないとの焦りからだったろう。直後の40手目で棋聖は昼食を挟み52分の長考をしたが、次の長考は52手目。少なくともこの間の相手の手は完璧に読み切っていたという証明で、事前研究だけではなく力戦でも強さを見せつけた。

シリーズ前には調子を落としていたが、藤井棋聖は完全にエンジンがかかった。永瀬王座を一蹴し、王位戦の挑戦者の豊島将之九段にもプレッシャーをかけた。現状で太刀打ちできる相手はいないとさえ思える。(談)


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